壺屋焼には釉薬をかける上焼(じょうやち)と、かけない 荒焼(あらやち)があり、上焼は約1200度、荒焼は1000度前後で焼き上げます。上焼はおもに碗、皿、鉢、壺などの日用品。荒焼は酒甕などの大型容器 を中心に作られます。戦時中、壺屋の窯はすべて閉鎖されましたが、終戦とともに米軍は収容所から焼物職人を解放。戦禍で失われた日用陶器の生産のため、壺 屋に送還しました。
こうして壺屋焼は復活。しかし、時代の移り変わりとともに煙害という新たな問題も発生。付近の住民から窯の煙に対する苦情が相次ぎ、登り窯(薪を使う 窯)はついに廃止に。ガス窯への移行を余儀なくされました。廃藩置県・戦争・そして煙害問題と、さまざまな障壁を乗り越え今にいたる壺屋焼ですが、現在で は沖縄を代表する工芸品に成長。那覇市壺屋のやちむん通りをはじめ、読谷村の工房など、多くの場所で買うことができます。 |
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